



絵柄レジンテーブル
当社オリジナルのテーブルで、既存で絵などを飾ってある、ご自分で書いた気に入った絵がある。こういったお客様は、壁に絵を飾ると言うだけではなく、客間の、和室のテーブルにすることも可能です。上記のテーブルの絵はお客様自身で書いた、素晴らしい絵です。私がお宅を訪問した際、壁に飾られていた物です。聞いてみるとご自身で書いた絵であり、当時の思い出なども聞かせていただきました。そこで迷わず私はこの絵をテーブルの中に閉じ込めて、生涯色あせることのない絵として、訪れる人の心に奥深くこの絵を印象付けるというのは如何ですか?この絵がテーブルの中にあったら、驚かない人はまずいないと思います。そこへ、「実はこれは私が書いた物でして・・」との説明を加えエピソードなどをお話ししたら、それを聞いていた方は更に、ご主人に関心を持つと思います。
制作開始
- 原画をお借りして原画をスキャン。専用写真アプリで読込み色やテーブルの大きさになるよう修正。その他に全体的な色を調整して指定のファイル方式で特殊印刷でレジンの中に入れる、テーブルの中に入る絵を外注に発注。
- 2週間後テーブルの中に収まる絵としてできあがってきた写真は、見事な色、光沢を輝かせていました。
- この絵を入れるテーブルの大きさを再度確認し、テーブルの枠になる部分を計算しながら枠の作成。
- しっかりとレジン液が漏れ出してこないように確認をして、できあがった枠にレジンを流し込みました。この際今流し込むレジンはこのテーブルの底(裏面)にあたる箇所なので、しっかりとした黒の着色剤を混ぜてレジンを攪拌させて流し込みました。
- 48時間後しっかりと硬化した底部分の上に、上下左右5センチずつ開けて、絵本体となる部分を入れます。高さは約20センチほど。上下左右5センチの余裕があることを確認し、その5センチの部分に、黒にゴールドを20%位混ぜて、レジンの中で攪拌させて、現在空洞になっている部分に慎重にレジンを少しずつ流し込みました。硬化してこの部分が絵と一体化したときにこの部分は絵の額縁という役目を持ちます。
- 48時間後しっかり硬化したので、レジン流し込み最後の行程の透明レジンを流し込みます。絵全体の寸法絵の上どれくらいのレジンを乗せるのかしっかりと計算し最後のレジンを流し込みます。
- 脱枠。これまでは組んだ枠の中に絵をいれてそこに流し込んできましたが、レジンを入れ終わったので、ここで組んでいた枠を取り外し、できあがったレジンテーブルを出します
研磨作業
- 枠から外したテーブルが出てきたら、表面、裏面、小口を徹底的に研磨します。レジンテーブル制作において、最も大変な作業がこの研磨作業でして、最初は粗めのペーパー(60)から研磨していくのですがこれが、60→120→240→400→800→1000→1200→1500→3000このようにペーパーの番手を大きくしていき、傷を細かく細かくしていくのです。1000番大きいのは耐水ペーパーになります。ここまでを終えると表面は良い手触りのさらさらになっています。見た目はまだ曇っているとこが大半です。サンドペーパーでの研磨が終わりましたので、今度はコンパウンドを使用して研磨していきます。粗め、中目、仕上げと言う順番で研磨と言うよりもポリッシャーという感じです。これまでのランダムサンダーからポリッシャーに機械も変わります。
- コンパウンドを時間を掛けて磨いていくと、良い輝きが見えてきます。3つめの仕上げ用のコンパウンドを研磨していると、テーブルに輝きが出てき始めます。
オイル・ワックス
当社ではここから更に、特殊なオイルをレジンに浸透させていきます。約2週間の時間を掛けてオイルを塗っては乾くのを待つ。そしてまた塗る。このような行程を何度か繰り返し、完全にオイルを拭き取ります。そして今度はその上にワックスを塗り込んでいきます。このような行程を繰り返し、2週間後には見事な輝きを放ってくれました。


